消費者金融

特殊な日本の金融業界

日本ほど消費者金融産業が発達している国は、先進国では見当たりません。なぜならば、他の先進国では銀行が個人向け融資をしているからです。

日本の場合は、最近でこそ大手消費者金融と共同で個人向けローンの取り扱いを始めましたが、昭和30年代には個人向けローンをやっていたサラ金(消費者金融)と比べると、遅すぎると言わざるを得ません。

また、国内には上限金利を規制する法律が二つ存在し、一つは利息制限法、もう一つは出資法です。

利息制限法によると昭和29年の段階ですに現在の上限金利(18.0%)に規制されていますが、もう一方の出資法では今でこそ利息制限法と同率になったものの、かつては法外な上限金利に設定されていました。

そこで、大手や中堅の消費者金融はこぞって出資法の上限金利を使って、暴利を貪っていたわけです。

こんな矛盾したことに対して、当局や警察は一切知らぬ顔を決め込み、借金苦で自殺をしたり夜逃げをしたりする人が続出したことを受け、ようやく重い腰をあげたのが事実です。

こんな矛盾した上限金利を、半世紀にもわたって放置していた責任をどう考えているのか、当時の責任者に聞いてみたいものです。